今回は、クラウドファンディングで炎上したプロジェクト5選を紹介します!
この記事を読んでいる方の多くは「クラウドファンディングを自分でやってみたい」「クラウドファンディングをビジネスに活用したい」と考えている方々かと思います。
しかし、クラウドファンディングの使い方を間違えると、マイナスブランディングや炎上リスク、最悪の場合には訴えられて裁判沙汰になったり逮捕されたりすることもあります。
そのような事にならないよう、ぜひこの動画を参考にしてください!
【この記事でわかること】
・クラウドファンディングで炎上したプロジェクト5選とその対策方法
【著者プロフィール】
望月瑛司(@eiji_mochi)
シーク・ラボ代表。クラウドファンディングに特化したコンサルタント。レンタルジム開業の際にクラファンで100万円の調達に成功。CAMPFIRE公式パートナーとして担当件数100件以上、累計総額3000万円以上の調達に成功。
この記事では、クラウドファンディングを検討している人向けに、メリット5選とデメリット5選を紹介し、成功確率を上げるためのポイントもお伝えします。
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動画で見たい方はこちらからご覧ください。
クラウドファンディングで炎上したプロジェクト
病気と戦う7ヶ月の愛犬を元気にしたい。
このプロジェクトは、すでに亡くなった愛犬の治療費をクラウドファンディングで募り、374人から約185万円を騙し取ろうとしたとして、26歳の女性が詐欺で逮捕されました。
当然、このプロジェクトは途中で中止となりました。
もちろん、このようなことをする人はごく稀です。
対策:責任をもってクラウドファンディングを始めましょう
私がクラウドファンディングの相談を受ける際、例えばカフェ開業を目指して100万円を目標にするプロジェクトで「もし10万円しか集まらなかったらどうしますか?」という質問をすると「お金がないので一旦ストップします」とか「少し考えます」といった返答をする人がいます。
支援者からお金をいただくということは責任が問われるということを忘れないでください。
クラウドファンディングを始めるからにはしっかりと責任を果たしましょう。
責任を果たせないのであれば、クラウドファンディングを行うべきではありません。
自分が始めようとしているプロジェクトの責任をあなた自身が負えないなら、誰が負うのでしょうか?クラウドファンディングを行う以上は必ず責任を果たすことを意識してください。
その姿勢こそが支援者や応援者を引きつけるのです。
令和納豆
これは有名なプロジェクトなのでご存じの方も多いかもしれません。
概要は、納豆を使った飲食店を立ち上げるプロジェクトで、納豆の魅力を広めるために独自のメニューやイベントの提供などをするものでした。
結果的に目標金額300万円に対して1200万円以上の支援金額が集まり、リターン品の1つ「1万円で納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」がとても人気でした。
無料パスポートは、600円(税別)の定食「梅コース」を一生涯無料で食べられるもので、CFのページによると「本人のみ有効、1日1回限り、譲渡禁止」といった条件が書かれており、支援者総数1228人のうち、1099人が無料パスのリターン品を支援をしていました。
しかし、プロジェクトが始まった後、一部の支援者に対して「一生涯無料パスポート」を店側が一方的に取り消すという決定を下しました。
店側は「支援者が不適切な行動を取ったためパスポートを取り消した」と説明をしたのですが、お店側に対してSNSで批判が拡散されてしまい、被害者の1人がクラウドファンディングで資金を集めた令和納豆に対して裁判を行ったのです。
結果的に令和納豆が認諾という形で裁判に負け、その後、コロナの影響でお店を休みがちになり、結果的に数年もたたずに閉店しました。
対策:リターン品は赤字にならないよう注意が必要
このプロジェクトから学ぶべきことは、リターン品の作り方は特に注意が必要ということです。
特に永久とか1年無料などを使う場合は注意が必要です。
支援して欲しいがために原価ギリギリでリターン品を作る人もいますが、資金調達のためのクラウドファンディングが結果的に赤字になるというケースもたくさんみてきました。
リターン品を作る時は「リターン品が100人、200人、300人に売れても問題がないか?」と意識しながらリターン品を作ってください。
女子大生が世界1周をしたい
このプロジェクトの内容は「女子大生が世界一周をしながら、世界の子供達に自分の夢をスケッチブックに書いてもらって、世界の子供達の夢が沢山書かれたスケッチブックを日本に持って帰って写真展を開きたい」というプロジェクトでした。
なぜ炎上したかといえば「資金使徒が世界一周をしたいだけなのではないか?」という点です。
実際そのようなプロジェクトはクラウドファンディングにはたくさんありますが、この女子大生の場合は「海外旅行をしながら一生暮らしたい」とSNSなどに投稿しているのが見つかって炎上をしてしまいました。
対策:誰かの為になるプロジェクトかハッキリ伝える
私が何故このプロジェクトを取り上げたのかと言えば、お金が集まらないケースとして「それは、あなたの趣味ですよね?」というケースが多いからです。
世界一周とか日本一周のクラウドファンディングがダメなわけではなく「何のためにそのプロジェクトを始めたいのか?」「誰のどんな問題を解決できるのか?」を明確にしなければ「自分のお金で始めたら良いのでは?」と思われてしまいます。
有名人がクラウドファンディングで炎上するケースはほとんどこれで「お金を持っているのだからクラウドファンディングなんて利用しなくても良いのでは?」となるケースです。
これを防ぐためには「自分ためのプロジェクトではなく、みんなのプロジェクトです」という内容にするのがとても重要になります。
「自分のためではなく、地域のため、社会のため、未来のためにこのプロジェクトを始める」という旨をしっかりと伝えましょう。
3億円を集めたprin cubeプロジェクト
このprincubeは紙やスマホ、金属、プラスチックなど、どんな所にもロゴとか文字を印刷できる持ち運びが出来るサイズのプリンターでした。
目標金額は100万円だったのですが、結果的に20,303人からの支援で合計3億340万円という歴代1位の支援総額で現在1位です。
結果、想像を超える金額が集まったことにより、製造が間に合わなくなってしまうという事態になりました。
それだけではここまで大きく話題にならなかったのですが、支援者への対応が不誠実だったとSNSなどで炎上をしてしまったのです。
対策:支援者に対して誠実な態度をとる
この事例から分かる事は、どうしても500万円、1000万円という金額がフォーカスされてしまうのですが、支援者ファーストという部分にマインドセットを持っておくのがとても大切です。
金額だけに目がいってしまうのでは、支援をしていただいた人に対して不誠実な対応になってしまいます。
クラウドファンディングで支援を集める以上は、支援者に誠実な対応をとる事を意識していただきたいです。
女優の真木よう子さんのフォトマガジン出版プロジェクト
かなり話題になったプロジェクトで、その内容は、出版社を通さずにファンと一緒に写真集を作り上げるというものです。
この写真集というのは一般販売されずにクラウドファンディングの購入者だけが受け取れるものでしたが、800万円目標に対して600万円ほど集まったところで批判が殺到してプロジェクトは途中で中止になりました。
批判された理由は、販売予定をしていた場所が、同人誌などを発売する「コミュニケーションマーケット」通称「コミケ」だったからです。
コミケとは、世界最大の同人誌即売会と言われており、自費で制作した漫画を売る場所で、コミケは通常、抽選で当たらなければ出展ができないのですが、このプロジェクトの場合は出展が決定する前から写真集をコミケで販売することを発表していました。
不確定な要素が多かったにも関わらずクラウドファンディングをスタートしてしまったことで炎上してしまったのです。
対策:プロジェクトの作り込みはしっかりと行う
このプロジェクトから分かることは、クラウドファンディングを行う時は、不確定な要素も多い中で進めていくため「たら」「れば」論で進める人がいます。
「多分できます」的な事をページに記載する人もいるのですが、クラウドファンディングをスタートすると原則プロジェクトの中止はできないため、クラウドファンディングを開始するまでにしっかりとプロジェクトの作り込みを行う必要があります!
まとめ
今回は炎上したクラウドファンディング5つとその対策方法について解説しました。
- 病気と戦う7ヶ月の愛犬を元気にしたい。
- 令和納豆
- 女子大生が世界1周をしたい
- 3億円を集めたprin cubeプロジェクト
- 女優の真木よう子さんのフォトマガジン出版プロジェクト
今回お伝えした内容を注意しながらクラウドファンディングに挑戦すれば、支援金額以上のメリットを得られるので、ぜひ参考にしてください。
「クラウドファンディングの始め方が分からない」「どうやってページ作りをすれば良いのか分からない」など不安な事もあるかと思います。
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